美容ナースへの転職はいつがベスト?避けた方が良い時期は?

カバー転職 (1).003

「美容ナースへの求人はいつの時期が多い?」「就職活動するのに向いていない時期はある?」など、美容クリニックへの転職を考えているナースの方は転職活動に最適な時期が気になる人も多いはず。

転職時期を間違えると「思い切って前職を辞めたのに求人があまりない」なんてことは避けたいですよね。

この記事では、美容ナースへの転職時期についてご説明しています。転職におすすめの時期や時期による求人傾向など詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

美容ナースへの転職がおすすめの時期

美容ナースへの転職がおすすめの時期ベスト3は以下のとおりです。前職を辞めるタイミングや求人をチェックしておく時期も合わせてご説明しています。

1位:4月転職

最も多く求人が出ると言われている時期は、4月の入職を見越した2〜3月です。クリニックでも一般企業と同じように4月に新年度を迎えます。新卒を採用しているクリニックであれば、一緒に研修などを行いたいと考えるでしょう。

新人を受けられる環境が整いやすく、転職者も多い時期なので職場に馴染みやすい時期です。また、年度末に退職する人は多いので穴埋めとして募集を行っている場合もあります。

4月入社を狙うのであれば、遅くても1月には退職し求人し始めるのがおすすめ。2〜3月の求人が多くなる時期には転職活動に専念できるように準備しておきましょう。

2位:10月転職

2番目に求人が多いとされている時期は、10月入職を見越した9月頃です。10月から下半期を迎えることで区切りがよく、夏のボーナスをもらってから退職する人も多いことが理由とされています。

この時期は、来年の年明けに向けた人事強化に備えるクリニックもあり、大手のクリニックなどでは人事異動が行われることも。異動してきたナースと一緒に入職することで、現場に馴染みやすいというメリットもあります。

この時期の転職を狙っているのであれば、7月頃には求人をチェックし動けるように準備しておきましょう。

3位 : 1月

4月・10月入職以外で考えると1月入職が狙い目です。年末にボーナスを受け取ってから、退職し年末年始をゆっくりしたいと考える人も多いことが理由として挙げられます。

多くの看護師は年度始まりで区切りも良く、求人が多く出る4月入職を狙って動き出します。そのため、1〜3月は求人が増えますが競争率も高いと言えるでしょう。

一方、1月入職は求人が増え始めますが競争率はそれほど高い時期ではありません。そのことを考えると1月入職は狙い目であると言えるでしょう。

この時期の入職を考えるのであれば12月の求人が増える時期には自由に動ける体制を整えておくのがおすすめです。

転職に向いていない時期は?

逆に転職にあまり向いていないと言われる時期もあります。転職に不利である理由と共にチェックしていきましょう。

ただ、この時期に転職することが必ずしも不利に動くわけではありません。クリニックの状況や個人の考え方はそれぞれ違うので、あくまで参考程度に考えておきましょう。

12月入職

あまり転職におすすめできない時期は12月入職です。その理由は、年末年始を迎え1年の中でも大変忙しい時期であることが挙げられます。忙しい時期であるため、現場に余裕がなく新人が丁寧に教育を受けることが難しいと考えられます。

また、ボーナス時期である12月以前に退職することにより、前職でボーナスを受け取れないところも大きなデメリットです。せっかく働いた分のボーナスがもらえない上に、忙しい時期に入職して現場に馴染みにくいというのは辛いですよね。

上記のことから12月転職はあまりおすすめできない時期だと言えます。

8月入職

8月入職も転職にあまり向かない時期だと言われています。その理由として、8月は夏休みやお盆休みの時期であるため、美容クリニックは大変忙しい時期であるということです。

12月入職と同様に、忙しい時期であることから現場での教育体制が整いにくいため研修をきちんと受けることが難しいかもしれません。

現場に余裕がない時にわからないことを聞くのも気が引け、居づらい環境となってしまう可能性もあります。

上記の理由から8月入職も転職にあまりおすすめできない時期だと言えるでしょう。

3月入職

年度末を迎える3月も、転職にあまりおすすめできない時期。なぜなら、年度末は退職する人が多く有給を消化する人も増え、人手不足に陥る傾向が高いと考えられるためです。

新人を迎える体制が整っている4月入職まで待つのがおすすめだと言えます。

個人クリニックは有利・不利の時期が当てはまらないことも

転職に有利・不利である時期を説明してきましたが、個人経営の美容クリニックでは上記のことが当てはまらないことも。

なぜなら、個人経営のクリニックでは看護師の人数が少なく、退職者が出るタイミングで求人を出す可能性も高いためです。病気や妊娠など何らかの理由で一般的な時期とは外れた時期に退職する人もいるでしょう。

そのため、一般的に転職が有利・不利とされている時期と関係なく、求人を出すクリニックも多くあると考えられます。

もし、一般的に求人が少ないタイミングで個人の美容クリニックの気に入る求人があれば、有利・不利の時期にとらわれる必要はないでしょう。

転職のタイミングを計画的に考えよう

この記事では、美容クリニックの転職におすすめの時期やあまり向いていない時期など転職のタイミングについてまとめてきました。

一般企業と同じく4月や10月入職は、区切りがよい時期であり求人も増え教育体制も整いやすいので、転職に適した時期だと言えるでしょう。

美容クリニックへの転職を有利に進めたいのであれば、これらの時期の3ヶ月前には退職しておくことをおすすめします。求人が多い時期にすぐに動ける体制を整えておくことが大切です。

美容クリニックの施術はダウンタイムがあることも多いため、お盆休みや年末年始など、一般的に長期の休日となる時期は大変忙しくなる傾向にあります。この時期は現場がばたつくのであまり転職には向かないかもしれません。

退職時期や転職活動の時期をしっかり考えて転職を有利に進めていきましょう。

writer_shiraishi
白石千乃
子育て中に看護師として美容皮膚科で勤務し、脱毛やAGA、アンチエイジング、レーザー治療などを経験。専門知識を活かして、美容・医療をメインにライター活動中。特に脱毛系記事が得意分野で、月に数十件執筆している。