美容クリニックナースの辞めたい理由とベストな対処法

「夜勤がない」「給料が高い」「綺麗になれる」と好条件で働けることで人気の美容クリニックナース。「美容クリニックで働きたい」と転職を考えている人も多いのではないでしょうか。

華やかに見える美容クリニックナースですが、当然美容クリニックならではの苦労や辛さもあります。

この記事では美容クリニックナースが退職したいと思う理由を記載しています。合わせて辞めたいと思った時の対処法も記載しているのでチェックしておきましょう。

美容ナースの辞めたい理由と対処法

人気の高い美容クリニックナースですが「美容ナースをもう辞めたい」と思ってしまう理由で多いのは、どのようなことか気になりますよね。

美容ナースを辞めたい理由として以下の3点がよく挙げられます。

ノルマがキツい・患者さんに施術をお勧めするのが苦手

美容クリニックナースと病棟ナースの大きな違いの一つとして、美容クリニックでは看護師に営業的な部分の役割があるということ。患者さんのニーズに合わせた施術の提案を看護師が行わなければなりません。個人やクリニックとしてノルマがあるところもあります。

カウンセラーなどを別で雇っているクリニックも多いですが、実際に施術をする看護師がお勧めする提案に患者さんは心を動かされやすいもの。また、医療資格を持ち、医師より患者さんと近い存在である看護師の言葉は信頼度が高いです。

そのため、看護師はクリニックの売上を左右する大切な役割も担います。単に施術を淡々とこなせば良い訳ではありません。

看護師は営業的なことに馴染みがなく、苦手意識や抵抗感を感じる人も多いのが事実。「営業的なことが苦手」と感じる人は美容クリニックで働くことが辛く感じるかもしれません。

そうならないための対処法としては、まず美容クリニックは一般のクリニックと違い自由診療であるため、営利目的の要素があることをあらかじめ認識しておく必要があります。

ノルマなどが心配な人は、面接時に「個人やクリニックとしてのノルマはあるのか」「ノルマは給料に影響するのか」などをしっかり聞いておきましょう。

想像していた職場と違う

これは美容クリニックに限らず良くあることですが、自分が想像していた職場と実際の職場環境にギャップがあることもあります。実際入職してみると「面接で説明していた条件と違う」「職場の人間関係が良くない」などガッカリすることもあるでしょう。

美容クリニックならではのギャップとしては「女性だらけの職場でギスギスしている」「華やかなイメージなのに肉体労働がキツい」「患者さんへの対応が難しい」などが挙げられます。

職場の雰囲気は入職してみないとわからないことも多いですが、「女の世界である」「患者さんをお客様扱いしないといけない」「クレームが多い」「施術は中腰の姿勢で神経を使うものが多い」などは、どこの美容クリニックでもだいたい共通すること。

あらかじめ覚悟しておくことで入職時のギャップは少なくなるかもしれません。

「有給消化できない」「勤務時間が長い」「給料が聞いていたより安い」など面接時に説明された条件と実際に働いてみた条件と大きく異なる場合は、ブラックなクリニックである可能性もあります。労働契約書などしっかり書面で残してもらい、そのようなトラブルを避けられるように対策しておきましょう。

忙し過ぎる

美容医療は近年需要が高く、非常に忙しい美容クリニックも多くあります。特に名前がとおっているような大手の美容クリニックは想像以上に忙しいと言うこともあるでしょう。

忙し過ぎることで、「先輩ナースに質問しにくい」「一人ひとりの患者さんと真摯に向き合えない」「就業時間が遅い」「体力的にキツい」などの悩みが生じることも。

教育体制などが心配であれば、プリセプター制度や研修期間を設けているクリニックを選ぶことがおすすめです。

あまりバタバタせず患者さんとしっかり向き合えるような働き方をしたいのであれば、完全予約制で富裕層にターゲットを絞った美容クリニックなどに転職先を絞るのも良いかもしれません。

人間関係が良くなく職員の入れ替わりが激しいクリニックもバタバタ忙しい傾向にあります。転職エージェントを使用する場合は「職員の定着率」などを聞いてもらいましょう。

年数や時期はいつが多い?

美容ナースを辞めたくなる年数や時期はいつが多いのでしょうか。

入職後半年以内

「美容ナースを辞めたい」と考える時期は、最初の入職から3ヶ月が一番多いようです。この時期の理由としては「想像していた職場と違う」ことが大半を占めるでしょう。

美容ナースは向き・不向きがあるのも事実。看護師の需要は高いので「自分には向いていない」と感じれば半年以内に退職してしまう人も多いようです。

看護技術が衰えたのではと感じた時

3年程美容ナースを続け仕事に不満や問題がなくても「一般的な看護技術や観察力が衰えてしまい病棟ナースに戻れるのか」と不安を感じた時も退職を考える人が多いようです。

点滴や注射、OPEの介助などは日常的に行っていても、高齢者の介助や吸引・ドレーン管理・アセスメント能力などは美容ナースを続けていると衰えてしまいます。

いずれ病棟ナースに戻りたいと考えている人は、美容クリニックの勤務に慣れた時期に「美容ナースを辞めたい」と考える人もいるでしょう。

30代・40代になった時

30代・40代に差し掛かると「50代以降も美容クリニックで働けるのか」という疑問から不安を覚える人も多いでしょう。20代の頃は将来のことを深く考えていなくても、年齢を重ねるにつれて「そろそろ美容ナースを辞めるべきか」を考える人も多いようです。

もちろん、年齢を重ねても美容クリニックに勤務している人もいますが、美容クリニックは平均的に若いナースが多いのも事実。

そのため、入職してきたナースと自分の年齢の差が大きくなっていくと退職を考える人もいます。

転職する前に美容ナースの特徴を理解しておこう

この記事では、美容ナースを辞めたいと思う理由や時期、対処法についてお話してきました。

美容ナースは「営業的要素がある」「患者さんをお客様として扱う」など病棟ナースとは大きく違う面もあります。そのことを理解せず、単に「給料が高く夜勤がないから」と就職してしまうと入職時にギャップが生じすぐに退職してしまうでしょう。

美容クリニックの転職を考える前には、美容クリニックならではの特徴をしっかり理解し、気になる求人があれば採用担当者や転職エージェントに条件や待遇などを事前にしっかり質問しておきましょう。

writer_shiraishi
白石千乃
子育て中に看護師として美容皮膚科で勤務し、脱毛やAGA、アンチエイジング、レーザー治療などを経験。専門知識を活かして、美容・医療をメインにライター活動中。特に脱毛系記事が得意分野で、月に数十件執筆している。